月曜2限(前期)情報と文化演習「Webアニメーション」・月曜2限(後期)基礎心理学特講・2「Webアニメーション応用」フラッシュの基礎


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 フラッシュの基礎
フラッシュはコンピューターの色々なアニメーションの中でもWEBでの公開に適したファイル形式です。
正式にはSWF(スウィフ)形式ファイルと言います。
FLASHと言うソフトウェアによって生み出されたファイル形式のため一般的にフラッシュファイルと呼ばれることが多いです。
フラッシュとは
一般的にフラッシュファイルと呼ばれるのはマクロメディア社のFLASHと言うアプリケーションのファイル形式であったためですが、正式にはSWF(スウィフ)形式ファイルと言います。しかしSWFファイルは実際にはオープンなフォーマットなので他のアプリケーションでも作る事が出来ます。SWFを掃き出せるソフトは色々ありますが例えばSwishや、Adobeのイラストレーターなどでも可能です。
フラッシュの生い立ち
    その昔コンピュータ上でインタラクティブな操作によるデータの公開形式をを実現したのはマッキントッシュのハイパーカードと言うアプリケーションでした。画像、文字、サウンド、などをハイパーリンクと言う仕組みを使ってユーザーの操作によって情報を公開したり検索したり閲覧する事をプログラマーで無い人が簡単にできるアプリケーションがハイパーカードでした。ハイパーリンクの仕様は後にリッチテキストやHTMLなどに応用されるようになります。

このハイパーカードと言うソフトの機能を拡張するソフトがマクロマインド社ビデオワークスでしたで、この会社の社長のマークキャンター氏はオペラ歌手です。身長も高く、胴回りも巨大、黒目がちの目も、大きい上に凄い度の眼鏡のせいで目はさら大きく見え、正に人間離れした巨漢ですが、ある日、幕張のマルチメディア会議のステージに現れた時、その究極に重そうな体は、蝶のように舞い、その歌声は、聞く者を天国にいざなうがごとくのものでした。

このビデオワークスと言うソフトはハイパーカードの中で、アニメーションを動かすためのエンジンです。後に優れていたもののカラーが扱えなかったハイパーカードは廃れ、ディレクターと言うハイパーカードとビデオワークスが一体化したようなソフトを開発し、マクロマインド社はマクロメディア社と社名を変更し、1980年代のコンピュータ技術にマルチメディアという方向づけをします。CD-ROMの普及とともにマクロメディアディレクターはひとつの時代を築きます。

しかし、インターネットの普及によりディレクターに近い機能を持つWEB用の作成ツールがベンチャーによりFLASHと言うソフトが製作されたのですが、従来のディレクターに比べデータや処理スピードがずっと軽かったため、次第にディレクターに追いつくように普及していきます。マクロメディア社はFLASHを買収しマクロメディアFLASHとして発展的に開発と普及を行いました。

現在はそのマクロメディア社もADOBE社に買収されADOBE FLASHとして継続しています。
   
  フラッシュアニメーション
   

コンピュータにおけるアニメーションは、「物体」「空間」「時間」の3っつの要素を数値化することにより制御されます。

これはとても重要な事でフラッシュも同じです。

「物体」は「シンボル」「プロパティー(内容)で定義されます。
「空間」は「ステージ」「レイヤー」で制御します。
「時間」は「タイムライン」で制御します。
 「何」「どこ」「いつ」存在するかは「キーフレーム」で定義します。
つまり、シンボルを作り、ステージに配置し、タイムラインキーフレームを定義することで、アニメーションの作成をして:いくのがFLASHです。

とてもシンプルです。

実際インターフェースも優れているのでそれほど難しくありません。
 直感的な操作で「シンボル」を作って、「ステージ」に配置し、「タイムライン」「キーフレーム」をつけます。
製作がとても簡単です、それがフラッシュの良い所でもあります。

     
    続きは授業で。
     
知りたい事や質問は掲示板にもどうぞ。
 
 フラッシュサンプル
人間社会学部トップページフラッシュ

トップページのフラッシュのデータを公開します。
おそらくお馴染みの花の写真が数枚表示されたあと、校章が表示されるフラッシュです。
興味があれば演習室1のマシン等、フラッシュのインストールされているマシンで中身を確認してみて下さい。
動いているものと比べてみると、どんなふうに動きが定義されているか少し参考になると思います。

[ダウンロード]
※うまくダウンロード出来ない場合右クリックしてコンテキストメニューから[ダウンロード]を選択して下さい。
 

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担当:久保進次
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